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制御方式の異なる省エネ機種の提案

制御方式の異なる省エネ機種の提案

コンプレッサの省エネ機種と呼ばれる制御には、一般的にインバーター制御とマルチステージ制御の2つの制御方式があります。
どちらの制御方式が適しているかについては、使用する機器や工場の稼働状況によって異なります。

この記事のポイント

        
  1. 自社に合ったコンプレッサが知りたい
  2. 省エネタイプっていうけど何が違うの?
  3. インバーターってよく聞くけど本当にいいの?

インバーター制御

インバーター制御は、一般的にスクリュータイプなどの回転式コンプレッサに採用されております。空気量の必要に応じてモーター回転数を変化させて、省エネを図っていく制御です。この方法は、時間あたりの負荷にムラがあり、一定でない場合、特に効率的であり、電力消費量を削減できます。また、スクリュータイプについては、1㎥の圧縮空気を作るのに必要なkWhが他の機種と比べて低い傾向にあります。ただし、機械構造が複雑でメンテナンスコストが比較的高い、低回転数時の吐出温度が下がらないようにするために回転数を上げる必要がある等、完璧な負荷変動に応じた無段階制御ではない点などのデメリットがございます。

マルチステージ制御(圧力発停+台数制御)

マルチステージ制御とは、搭載された複数のコンプレッサ本体をお客様の空気使用量に応じて適切な台数を運転させ、必要のないコンプレッサ本体を停止させ電気代を極限まで削減する制御です(本体内部に複数台のON/OFF制御のコンプレッサ本体を搭載し、負荷率が均等になるようにタンデム運転をします)。空気を必要としない時間は、モーターが完全に停止するため、最適運転となります。シンプルな構造でメンテナンス費用がスクリュータイプと比較して安くなる傾向があります。

マルチステージ制御の説明動画

制御についてより詳しく知りたい方は、当動画をご視聴下さい。

インバーター制御とマルチステージ制御の組み合わせによる省エネ事例

対象製品

FR画像

FRシリーズ

FRV-220D

SLPシリーズ画像

SLPシリーズ

SLP-220EFD

給油式スクリューコンプレッサ

LRシリーズ

LRV-220D

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