01 FIRST DEVELOPMENT 世界初※の開発
1980年代、工業用コンプレッサのオイルフリー機はオイル式に対して、「価格が高い。性能が劣る。耐久性がない」等多くの課題があり、汎用用途での使用は多くありませんでした。
オイルフリー機はオイルを使用しませんので、シールは狭い隙間での非接触シールか耐摩耗樹脂による接触シールとなります。非接触シールでは、隙間からの漏れと隙間の管理が課題となり、接触シールでは、シール材の摩耗が課題となります。
スクロールの機構は、非接触シールに於いて、図のように狭い隙間のシール幅が非常に長く、複数取れ、その隙間を通って洩れようとする圧力差を小さくでき、漏れを最小限にできます。旋回運動のため摺動速度が遅く、押し付け力が小さい為、摩耗も最小限にできます。非接触シール、接触シールと旋回運動を最適に組み合わせることで低騒音,低振動,コンパクトで高性能な耐久性のあるオイルフリー機を実現することができました。
0.75kW以上の工業用オイルフリースクロールコンプレッサにおける、当社調べによるものです。