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点検前の基本確認:ブースの設置環境&ダクト形状(乾式・湿式共通)

点検の前に、ご使用のブースが正しい環境で使用されているか確認をしましょう。設置環境によっては性能が発揮できないケースがあります。

点検前チェック1:設置環境

塗装ブースは設置環境により性能が発揮できないケースがあります。

  • 確認項目
    1. 給気風量は足りているか
    2. 給気位置は偏っていないか

1.給気風量は足りているか

ご使用の塗装ブースの排気風量に対して、同量の給気風量を供給してください。排気風量はご使用の機種の取扱説明書をご確認ください。

塗装ブースを設置している部屋が負圧になっている場合、塗装ブースの能力を十分に発揮ができません。

【負圧になっているか確認する方法】
①扉の隙間で確認:隙間から室内へ空気が吸い込まれていれば負圧の可能性あり
②マノメータ(差圧計)で確認:室内外の圧力差を測り、数値で確認する

2.給気位置は偏っていないか

作業者の背面に給気口を設け、塗装ブースに対し一直線な風方向にしてください。

給気口が正面にない場合、塗装ブースの吸い込みのバランスも崩れます。

風は流れやすい方向へ偏るため、給気口が左側なら左から吸い込みやすく、右側なら右から吸い込みやすくなります。

また、正面に給気口があっても障害物があると乱流が発生し、風をせき止めたり、ブースの気流を遮ったりするため注意が必要です。

※1・2の条件を最適化したい方には、「エアーバランスブース」の導入を推奨します。

点検前チェック2:ダクトの形状

ダクト形状によっては圧力抵抗が増え、ファン能力が低下して風量が出にくくなる場合があります。点検前に以下を確認してください。

  • 確認項目
    1. 排気ダクトの位置
    2. ダクトは長すぎないか
    3. ダクトの曲がりの数が多くないか
    4. ダクト径は細すぎないか
    5. 防鳥網のメッシュが細かすぎないか、目詰まりしていないか

1.排気ダクトの位置

排気ダクトは労働安全衛生法により、排気口の位置および抜き方が定められています。排気口の高さは屋根より1.5m以上の高さで、直接外気に向かって開放するようにしてください。

2.ダクトは長すぎないか

ダクトが長すぎる場合、圧力抵抗が大きくなり、ファン能力が低下して風量が出にくくなります。

※ダクトの全長が20m以上ある場合は注意

3.ダクトの曲がりの数が多くないか

曲がりが多い場合も圧力抵抗が大きくなり、ファン能力が低下して風量が出にくくなります。

曲がりは、ダクトが長い場合よりも抵抗が高くなります。

※曲がり回数が5回以上の場合は注意

4.ダクト径は細すぎないか

ダクト径が細い場合も圧力抵抗が大きくなり、ファン能力が低下して風量が出にくくなります。

ダクト径が細いと、曲がりの数が多い時よりも抵抗が高くなります。

※ファン出口より小さい場合は注意

小さいブース(間口25まで):700mm以上

大きいブース(間口30以上):800mm以上

5.防鳥網(防虫網)のメッシュが細かすぎないか、目詰まりしていないか

防鳥網のメッシュが細かかったり、汚れて目詰まりしていた場合も圧力抵抗が大きくなり、ファンの能力が低下して風量が出にくくなります。

定期自主検査:乾式・湿式ブース共通

定期自主検査:乾式ブース

定期自主検査:湿式ブース

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