乾式・湿式共通 : 塗装ブース・フードの点検|風速測定と気流の確認手順
塗装ブース(乾式・湿式)のフード点検 ポイントと吸込み気流の確認
フード部分の点検方法
【点検内容】
フードの確認をします。囲い式の塗装ブースでは、フードは塗装場所として重要な部位となります。フードの機能が正常に保たれているか、作業前に必ず確認してください。
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確認項目
- フードの摩耗、腐食、くぼみはないか
- パネルのぐらつきがないか
- パネルに隙間ができていないか
- パネルが外されていないか

乾式ブースのフード
バッフル板とブース開口面の間を囲っている部分(赤色部分)

湿式ブースのフード
水槽とブース開口面を囲っている部分(赤色部分)
フード開口面における吸込み気流の確認方法
【点検内容】
スモークテスターを使用して、フードの開口面付近の吸込み気流を確認します。
- 確認項目
- 開口面に気流を妨げる障害物がないか
- スモークの煙が排気ファン側に流れるか
※一部でも流れが悪いところがないか、移動しながら確認ください。


適切な風速測定方法と手順
風速測定方法
【点検内容】
風速計を使用し、風速を計測します。
フードの開口面をそれぞれ面積が等しくかつ、一辺が500mm以下となるように、最低16箇所以上に分割し、各部分の中心部を測定します。

【わかりやすく解説】風速測定のルール
原則:フード一面を一辺500mm以下の格子状に分割して測定。
※分割した結果16箇所に満たない場合でも、さらに細かく分割して、最低16箇所を測定!
例①フードが小さい場合
<高さ2m×間口1m>
・500mm間隔だと「8箇所」になり、16箇所に足りません。
・そのため、図のように幅を250mm間隔に細分化し、16箇所(縦4×横4)で測定します。

例②フードが大きい場合
<高さ2.5m×間口4m(大型ブース)の場合>
・間口が広い場合は、「一辺500mm以下」のルールが優先されます。
・どんなに広くても、1マスのサイズを「500mm以下」に保ち計測します。
16分割では1マスが500mmを超えてしまうため、図のようにさらに細かく区切り、合計40箇所を測定します。

風速の判定基準について
各点での測定結果が、囲い式塗装ブースの制御風速である0.4m/sec以上あること。
※0.4m/sec未満になる場合は、性能が出ない原因がございます。
ダクト形状、ブースの周りに風の流れを邪魔する物がある、部屋の給気が足りているか?など、設置環境により性能に影響を与えている物がないかの確認をし、改善する必要があります。
湿式ブースの場合、水が多すぎると風速が落ちる傾向がありますので、下限水位からの確認を推奨します。