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「第50回機械工業デザイン賞IDEA」入賞

塗装機器・塗布機器

第50回機械工業デザイン賞IDEA(主催:日刊工業新聞社)で当社のスプレーガン(製品名:WIDER1)が入賞いたしました。
日本人とアジア人の手に最もなじむエルゴノミクスデザインを追求しつつ、部品レベルから設計を全面的に見直して品質と安定性を向上させ、 結果として重心バランスの良さと従来機種W-101に比べて5グラムの軽量化を両立させました。また、各種調整つまみを握りやすい形状に改良し、少量塗布時の操作性も高めました。さらに当社製品だと一目でわかる意匠にもこだわった点などをご評価いただき入賞することができました。

1926年の創業から国産第1号のスプレーガンを世に送り出し、今回受賞したWIDERシリーズは1957年の初期モデル発売から改良を繰り返してきました。WIDERとは、スプレーガンで最も重要なポイントの一つである、「広いパタン幅」と「さまざまな分野・市場に幅広く対応 できる」また、「製品が世界へ販売拡大、促進される願い」を込めて命名をしました。

logo
wider1

開発担当および生産担当メンバー

「塗装機器のリーディングカンパニーとして市場を活性化することが私たちの使命であり、⼯業製品として最も⼤切なのは品質と安定性に他ならないと思います。
今回、約40点ある部品を対象に例外なく⾒直し、互換性をなくす結果になっても品質の向上と安定性の確保を優先しました。空気弁シートの改良により霧化性能を安定化し、空気キャップのネジピッチを粗くして着脱を容易にするなど、メンテナンス性も良くしました。また、内部設計ではエア漏れを極限まで抑えて省エネルギー化し、環境負荷低減も向上しました。

写真
(上):霧化機器チームメンバー 
(下):秋田工場メンバー

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第50回機械工業デザイン賞IDEA

機械工業デザイン賞は日刊工業新聞社が日本の工業製品デザインの振興・発展を目的に1970年に創設された賞です。 受賞した製品は、それぞれの時代のデザインの方向性を示唆する先端的製品として高く評価されています。

審査基準
(1)企画力・社会性「企画内容・コンセプトの有効性や社会的貢献度」
(2)機能・性能・品質「要素技術・システムにおける発展的思考や独創性」
(3)操作性・安全性・保守性・経済性「技術内容を踏まえた人間要因や保守・点検に対する配慮」
(4)造形・造系処理「モノ・コトと上記3要件との有機的関連性」に従って、第2次現物審査対象製品

贈賞式
2020年12月16日(水) 11:00~12:30
場所:ホテルグランドパレス

gozo
(霧化機器チームリーダー 小坂 正三)

このニュースの内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がございますのでご了承ください。