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水性静電スプレーガン(E-MW100)同等の塗着効率を実現したWS-200スプレーガン(カスタム仕様)の導入

ダイハツ九州様_1
省エネ 製品カスタム 作業性向上 高塗着効率

導入製品:圧送式エアースプレーガン WS-200(カスタム仕様)

ダイハツ九州株式会社様

ダイハツ九州株式会社様は、昭和35年から、ダイハツ工業の100 %出資子会社として自動車、産業車両、その他各種車両・部品の製造販売を行っています。

上塗り内板塗装用の水性静電スプレーガン(E-MW100※お客様ご使用形式。以下、「水性静電ガン」とする。)から
エアースプレーガン(WS-200カスタム仕様、以下、「WS-200」とする。)に入れ替えを行いました。

導入から導入後にあたって、
製造部 第2塗装課 課長 高橋 秀美 様、係長 福原 寛剛 様に
お話を伺いましたので、今回は、その事例をご紹介いたします。

 
インタビューに対応いただいた高橋 秀美 様(左)・福原 寛剛 様(右)

本事例のポイント

  • 水性静電ガン(E-MW100)からエアースプレーガン(WS-200)への入れ替え
  • お客様の塗装条件にマッチした、WS-200のカスタム仕様により水性静電ガンと同等の塗着効率を実現
  • 軽量化による塗装作業性と、メンテナンス性の向上

導入前の背景や課題を教えてください

福原さん:水性静電ガンを、自動車のボディの、上塗り内板工程にて使用していました。
塗着効率は、80%以上(※ダイハツ九州様、独自の塗着効率テストによる。)と良いもののイニシャルコストとランニングコストが高く、また、一部作業者に塗料が付着するなどの課題を感じていました。

WS-200に切り替えるにあたっての決め手を教えてください

福原さん:私たちの塗装条件では、ノーマルのWS-200スプレーガンでは、思ったように塗着効率が上がらなかったため、結果が出るまでアネスト岩田さんには、何度もトライ&エラーを根気よく対応いただきました。
それにより、キャップとノズルのカスタム選定で80%以上の塗着効率を実現し、品質やタクトタイムを確保した上で、塗料のランニングコストの大幅な削減に、成功したのが大きな決め手でした。
夜遅くまで一緒にWS-200のテストを行って頂いたのはとても良い思い出です。
また、アネスト岩田さんの担当者の知見も非常に豊富で、今回のWS-200以外でも、塗装に関する相談をしております。

 
福原 様

導入後の成果を教えてください

改善事例
アネスト岩田のスプレーガンを導入したことによる改善事例レポート

福原さん:WS-200での塗装はロボットで塗装できない部分を塗る作業なので、とてもシビアで技能の必要な作業です。
塗装ラインの方々が、WS₋200を喜んで使っている姿を見ると、私も嬉しい限りです。
塗料削減が成功し、コストダウンに貢献したのは勿論ですが、作業性がよく、スプレーマンの方々からの評判も非常に良いです。

水性静電ガンに比べ200g軽く取り回しがとてもよく、また、引金の荷重も20%低くなったため、手が疲れにくく、腱鞘炎対策も実現できました。

アネスト岩田と取り組んでよかったことを教えてください

福原さん:今回のWS-200では「まず、やってみよう」という気持ちを一緒に持っていただき、お客様第一主義で要望に応えてくれる点が非常によかったです。
具体的には、良いものができるまで何度も足を運んでくれてかつスピード感があり、トライ&エラーのレスポンスがとても早い点がありがたかったです。
モノではなく、ヒトに重きを置いた「お客様第一主義」の信頼関係のある仕事で対応いただけたからこそ、今回の改善の成功やWS-200ができたと確信しております。

【主なカスタム箇所】
・①空気キャップ
・②ノズル
・③パターン調整装置ロック仕様
・④塗料調整ツマミロック仕様
・⑤引き金荷重-20%
・⑥塗料ニップルステー

↑標準のWS-200とダイハツ九州様専用のWS-200カスタム仕様

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ダイハツ九州株式会社様のPRポイントを教えてください。

高橋さん:SSC(シンプル・スリム・コンパクト)を大切にして仕事を進めています。
これは工場の大きさや造りの事ではなく、考え方や従業員の人間関係をSSCで進めています。
具体的には、工程を横繋がりにして、前工程が困った時に後工程がすぐに確認できる。なんでも相談できる、なんでもお願いができる環境をSSCで構築しています。
部下を育てるには、部下を自分の子供のような気持ちで育てなければならないと考えているため、企業でありながらも、アットホームなSSCを目指しています。 

 
高橋 様

お客様プロフィール

街でみかけるダイハツの車を生産しています。

ダイハツ九州株式会社は、大分(中津)工場で自動車460,000台/年、久留米工場でエンジン324,000基/年の生産能力を誇ります。 ダイハツの子会社としてMOVE等の車種の生産を行っています。海が近く環境にやさしい海上輸送を行っており、ダイハツマレーシアのマザー工場の役割も果たしています。

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所在地 大分県中津市大字昭和新田1番地(本社所在地)
創業 昭和35年(1960年)6月1日
資本金 60億円
従業員数 従業員数 4400名(2022年4月時点)
事業内容 自動車、産業車両、その他各種車両およびその部品の開発・設計・製造・販売ならびに修理 各種の発動機、工作機械、その他諸機械器具類およびその部品の製造・販売ならびに修理 前各号に付帯関連する一切の業務
URL https://www.daihatsu-kyushu.co.jp/index.html 外部リンク
記載内容は取材時の情報です。

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