最適な機種選定と給排気設備提案で夏場の安定稼働を実現
導入機種:FRL-220D/FRL-370D/FRV-370CD×2台
伊丹電機工業株式会社 三重工場 様
1950年の創業以来、プラスチック製品の次世代を担うリーディングカンパニーとして業界を牽引する伊丹電機工業様。ISO 9001/ISO 14001の認証工場として高品質な製品を製造しながら、長年培ってきた技術をもとに新事業への挑戦を続けています。そんなプラスチック製品のプロフェッショナルがアネスト岩田のコンプレッサを選んだ経緯について伺いました。
本事例のポイント
- 設置環境を考慮した排熱対策提案
- 夏場の安定稼働がリピートの決め手
- コンプレッサ導入後も安心の定期点検の実施
テレビ部品で培った技術力を自動車部品を中心に多分野で生かす
御社について教えてください

当社は長年、テレビ部品の生産を中心に行ってきましたが、事業の多角化を進めるために自動車部品やコンテナ、日用品などあらゆる分野のプラスチック製品に事業の幅を広げてきました。特に自動車業界への参入は、人命に関わることから、テレビ部品では経験していなかった品質要求があり苦労しました。従業員の努力と、長年テレビ部品の製造で培ってきた技術を活かし、その困難を乗り越えてきました。
特に当社が得意とする技術として「ウェルドレス成型」があります。この技術は、成型品の表面にできる樹脂の継ぎ目を抑え、滑らかで均一な仕上がりを実現します。これにより、見た目の美しさや強度が求められる自動車部品でも品質を維持し、自動車メーカ様からもご好評をいただいています。これからも長年培ってきた技術や経験を活かして、新しい事業へ挑戦していきます。

リピートの決め手は、提案力と安定稼働の実現
今回で弊社製品は二度目の購入とお聞きしました。リピートしてくださる理由とその経緯について教えてください。
当社の使用状況に合わせた製品選定・給排気設備の提案を行っていただき、夏場でもトラブルなく安定稼働をしていることがリピートの決め手です。
一度目は、2021年頃に導入しました。その当時は、アネスト岩田さんのコンプレッサは所有しておらず、他社製のオイルフリースクリューコンプレッサを6台所有していました。元々使用していた他社製の機械は、老朽化しており、夏場に温度異常で停止するトラブルがありました。新しい機械を設置する場所の近くには、熱を発するボイラーがあったため、同じトラブルが起こる心配がありました。そのような時、馴染みの営業担当者から「アネスト岩田に頼めば、現場の使用状況に合わせた製品・設備の提案をしていただけますよ」と紹介を受けました。実際に相談してみると、当社が気にしていた熱トラブルの不安を解消した内容の提案書を作成してくださり、製品を導入することを決めました。何年か経過していますが、毎年、夏場でもトラブルなく、動いています。当社の使用状況に合わせた提案をしてくださり、安定稼働を実現してくださることがリピートしている決め手です。

導入後の効果を教えてください
最適な給排気工事を行ったため、夏場の急停止に悩まされることがなくなりました。
以前までは温度・湿度計を設置して、送風機はどこに設置するのか、コンプレッサのパネルは開けたほうが良いのか等、排熱を逃がすための管理に苦労していました。アネスト岩田のコンプレッサを導入するときは、設置環境を確認したうえで、給排気工事を行ったため、排熱が外に逃げて、夏場の急停止は起こらずに済んでいます。加えて年に1度、当社に点検に来てくださっているので、導入してからも安心して工場を稼働することができています。

技術向上と投資で生み出す未来
今後の取り組みについて教えてください
今後も技術力の向上に努め、お客様にご満足いただける製品づくりに取り組んでまいります。お客様の満足度が高まることで、売上の拡大、経営基盤の安定、従業員のモチベーション向上という好循環が生まれ、さらに高品質な製品づくりが可能になると考えています。
そのため、人材育成と設備投資に惜しまず取り組んでいます。
とりわけ塗装工程は、温度や湿度のわずかな変化が仕上がりに直結する非常に繊細なプロセスです。
最新鋭の塗装設備を導入するとともに、技術研修や外部講師によるセミナーを定期的に実施し、新入社員から熟練者まで常に高品質な製品を提供できる体制を構築しています。
今後も「お客様と従業員、双方が幸せになれる会社」を目指してまいります。
お客様プロフィール
社名 | 伊丹電機工業株式会社 |
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本社所在地 | 兵庫県伊丹市南町2丁目1番3号 |
設立 | 1950年2月 |
資本金 | 50,000,000円(2025年3月31日現在) |
URL | https://itamipla.co.jp/ |