
【塗料消費量を削減したい場合は、回転塗装がおすすめです】
回転塗装
塗料消費量を削減したい場合には、塗着効率が良い回転塗装をオススメしております!
回転塗装とは、塗装ロボットにスプレーガンを搭載して、回転する被塗物を塗る方法です。
他にも塗装方法はいくつかありますが、例えば網塗り塗装は被塗物が静止しており、スピンドル塗装はスプレーガンが固定されているという違いがあります。
対象被塗物
主に、サイズ W500 × D500 × H500mm、重量5kg(治具含む)程度の被塗物が対象となります。
比較実験
塗着効率を比較するため、同じ被塗物を回転塗装と網塗り塗装で塗りました。
※回転塗装の中でも被塗物の配置方法が2タイプあるため、計3種類で比較しています。
| 塗装方法 | 回転塗装(縦置き) | 回転塗装(平置き) | 網塗り塗装 |
|---|---|---|---|
| 治具 | ![]() |
![]() |
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| 製品サイズ(W:D:H) | 105:205:40 | ||
| 治具直径(mm) | 450 | 480 | 450×450 |
| ワーク数(個) | 8 | 5 | 6 |
| 塗装時間/治具(秒) | 56.8 | 37.4 | 72.2 |
| ワーク1個当たり塗装時間(秒) | 7.1 | 7.5 | 12 |
| ワーク1個当たり塗装仕様量(g) | 3.4 | 4.5 | 8.4 |
ワーク1個当たり塗料使用量(g)を比較すると、網塗り塗装よりも回転塗装(縦置き)の方が少なく、塗料消費量を60%程削減しています。
なぜ塗着効率が良いのか
上記の実験から、網塗り塗装よりも回転塗装の方が塗料使用量が少ないことが分かりました。
どうして塗料使用量が少ないのか。
それは回転塗装の方が塗着効率が良い理由が3つあるからです。
◆理由1:オーバースプレーが少ないから


塗装をする際、どうしても方向転換のために折り返し点が必要になります。
折り返し点は、被塗物を通り越した位置でないと膜厚が均一にならないため、この通り越した分が「オーバースプレー」となります。
網塗り塗装は被塗物が静止しているのでスプレーガンの動きが多くなり、折り返し点も多くなります。
比べて、回転塗装は被塗物が回転しているのでスプレーガンの動きが少なくなり、折り返し点も少ないです。
このようにオーバースプレーが少ないため、塗着効率が良いと言うことができます。
◆理由2:ミストの乱れが少ないから


画像は、それぞれの塗装を流体シミュレーションした際の、塗料ミストの様子です。
網塗り塗装はスプレーガンの動きが多いため、ミストが横に流れてしまっているのが分かります。
比べて、回転塗装はスプレーガンの動きが少ないため、ミストの直進性が保たれています。
ミストの乱れが少ないことによってスプレーガンの性能が発揮されるため、より高い塗着効率が得られます。
◆理由3:被塗物の間を通過するミストが少ないから


網塗り塗装のように被塗物が静止している場合、被塗物の間は塗料ミストが抜けてしまうデッドゾーンになります。
回転塗装のように被塗物が動いている場合、間を抜けようとしたミストは次の被塗物がキャッチするため、塗着効率が高まります。
回転塗装に適した塗装ロボット「SWAN」
塗着効率が良くなると、塗料コスト削減をはじめとして、産業廃棄コスト削減、VOC削減という環境配慮へも寄与します。
そのため、アネスト岩田では回転塗装に適した塗装ロボット「SWAN」システムを取り扱っております。



